黒歴史|狂気と正気の二重奏

2007年~2013年の黒歴史

文章教室

前回の日記の通り
眠剤飲んで寝る→起きたら晴天だった
ですた・・・。

水曜日のことなんですが、聴覚障害者向けの文章教室が都内某所で開催されたので、健聴の私ですが紛れ込んでみました。
申し込み不要、当日会場受付、参加費無料ってとこが、気軽で嬉しいです。
受付で障害の有無について尋ねる項目がありました。聾か難聴か聴かと。
補聴器付けてたので、難聴ということにしておきました(笑
会場は中高年ばかりでした。しかも聾なのか補聴器付けてないし・・・。
もっと若い補聴器ガール、補聴器ボーイ居ると思ったのになぁ。
講座は、講師も聾者です。手話で行われます。読み取り通訳はありますが、私は後ろの方の席に座ったのでよく聞こえず、要約筆記のOHPのスクリーンばかり見ていました。
・・・手話の勉強になんないじゃん!手話見ろ、俺!
蛇足ですが、今時OHPなんてあったんですねw
後ろの席から見渡していて思ったのですが、手話ユーザーって私語多いです。
講師が手話で話しているときも、平気であちこちで手話で喋ってるし・・・。
別に迷惑じゃないからいいんですがね。
最初は主催者の挨拶があり、休憩時間を挟んで、講習に入りました。
休憩時間中、近くの人と話しました。
聴覚障害者ばかりが集まる場所って妙な一体感があるのか、初対面でも気軽に話せる空気がありますね。
隣に座っていたお婆さんは聾者でした。
日本手話って難しいです。
読み取りの難易度が半端ねぇ!
試行錯誤しながらコミュニケーションとりましたが、半分も通じていれば良いほう。
斜め前のオバサンは難聴者で、まぁ、話は通じました。幾つか単語教えてもらいました。
このオバサンは6年間もこの講座に通っていて、それでもなかなか上達しないそうです。
ろ、6年も・・・(絶句
休憩時間が終わり、講座開始。
配布されたテキストに目を通して、驚きました。
設問とか、小学校低学年レベル。
例えば、

次の文の( )に入れるに適したことばを下から選びましょう。
「今日は仕事が忙しく帰宅が( )夕食には弁当を買って帰ろう。」
①出来たので ②遅ければ ③遅くなったので ④出来ないので


答えはいうまでも無く③ですよね。
私はサクサクと回答を書きましたが、周囲の方は相当考え込んでいる模様。
・・・確か「9歳の言葉の壁」っていうのがありました。
聴覚障害者の言語発達は9歳児レベルで止まることがあるっていう。
ここの人達はその壁に躓いているのでしょう。
答え合わせのとき、みんな、自分が選択した番号を指で表します。
その光景、競の如し。
誤解等の人が結構居ました。
講師は手話で解説をします。手話を通じて日本語を学ぶのです。
私は、逆に、日本語を通じで手話を勉強することが出来ました。
話には聞いていたけど日本語があまり分からない聴覚障害者もいるということを身近に感じることが出来て、良い勉強になりました。
聞こえないから筆談で、ということが誰でも出来るワケではないんです。
来週、再来週も文章教室あるので、行けたら行こうと思います!